本記事は「d払い」を推奨するものですが、状況によってはお得にならないケースもあります。もし「d払い」からの乗り換えを検討している方は↓をご確認ください!
本記事は「コツコツ資産形成をする価値に気づいた人」のためのものです。よろしくお願いいたします。
ココに注意
PayPayは事実改悪続きです。
2019/9/30 利用分までは、店舗での支払いで3%の還元を受けらていましたが、2019/10/1 に1度目の改悪で、還元率が1.5%に半減し、2020/4/1 からは基本還元率が0.5%にまで大暴落しています。
2020/1/31 まではYahooカードでのチャージや決済で1%のTポイントを得られましたが、2020/2/1 からは還元対象外となり、還元率的に言うとほとんど旨味は限りなく削り取られました。更に、今までは条件を満たせば(かなり厳しいですが)、最大で1.5%の還元を受けることができましたが、この2022年12月でさらにその条件が改悪されています。
ここまでの改悪を見過ごすのは利口とは言い難いですよね。
またその他のQRコード決済(キャッシュレス決済)と比べて、マネーフォワードMEなどその他のアプリとの連携もできないケースがあるので、非常に重要なお金の流れの把握自動化の足かせになります。と言うわけで今回はPayPayから乗り換えを検討している方向けの情報です。
【2023年5月追記】PayPay更なる改悪・・
①PayPayカード以外利用不可に
2023年8月1日(予定)以降、PayPayを利用したお支払いの際にPayPayカード株式会社が発行するクレジットカード(「PayPayカード」「PayPayカード ゴールド」)以外のクレジットカードを利用した決済はできなくなります。
また2023年7月初旬(予定)より、クレジットカードの新規登録を停止します。
「PayPayカード」「PayPayカード ゴールド」をお持ちの方は「PayPayあと払い」に登録いただくことでご利用可能です。■2023年7月初旬までにクレジットカードを登録済みの方
「PayPayカード」、「PayPayカード ゴールド」以外のクレジットカードは、2023年8月1日(予定)にクレジットカードの登録を解除します。「PayPayあと払い」に登録する、銀行口座からPayPay残高にチャージするなどの方法で、引き続きPayPay決済をご利用いただきますようお願いします。
詳しいご利用方法はこちらをご確認ください。
2023年8月からPayPayカード以外のクレジットは全く使えなるとのことです。どんどん使い勝手が悪くなりますね。。
②PayPayステップが地味に改悪
PayPayステップが地味に改悪されました。カウント対象金額は300円から200円に下がっているので、「珍しく改善されたのか?!」と期待していまいましたが、そんな訳はありませんでした・・。
付与ポイント数の計算方法をご覧ください。「お支払金額200円ごと×付与率」となっています。どういうことかというと
全ての支払いを200円単位で見ていくので、1150円の支払いの場合、端数の150円は付与ポイント計算の対象外になります。地味に付与ポイントが減る嫌な改悪ですね・・。
【2023年5月追記】d払いが改悪、個人的な所感としてはあまり影響なし
2023年6月でギガホ・ahamo大盛り契約で追加されたいた0.5%がもらえなくなることが判明しました。
改悪続きでがっかりしていましたが、本記事ではこの0.5%はあまり重要視していなかったことから、本件は特段重要視していません。(その他で1.5%を達成できるからd払いを推していました)
詳しくは本記事を読んだ上でご判断いただければと思います。
結論:PayPayからの乗り換え先は「d払い」がおすすめ
結論だけ先にお伝えすると、これは普通に使えば還元率が1.5%になる「d払い」です。
詳細はこの後みていきますが、単純に還元率を見てもすごく頑張って1%のPayPayと、普通に使えば1.5%のd払いどちらがお得でしょうか。
今回の着眼点は還元率
とはいえ、QRコード決済に何を求めるかによって良し悪しは変わります。「とにかくどこでも使えることが大事なんだ!」という人なら、やはりPayPayを使い続けるのが良いでしょうし。(その場合はQRコード決済以外の手段との比較をする必要も出てきそうですが)今回は、普段使うようなお店で使える最低限の普及をしている程度は前提としつつも還元率を最大の争点にしています。
PayPayの還元率詳細
基本還元率 | 0.5% |
「PayPayあと払い」「PayPayあと払い(一括のみ)」 | 0.5% |
前月の300円以上の決済回数30回以上/月 &前月の決済金額10万円以上/月 +0.5% | 0.5% |
※還元、決済回数および決済金額のカウントは、PayPayポイントまたはヤフーカードで支払う場合のみ対象
そもそも「PayPayあと払い」は使えない店があるので、還元対象にならないケースも多々あります。
また実際に使ってみると、3つ目の条件がかなり厳しいのです。300円以上を30回以上使った上で合計金額も10万円以上ってすごくないですか?
毎日300円以上の買い物をし続けなきゃいけないんですよ。例えば何日か分の食料をまとめて買い出しして1万円なんてこともあると思うんですが、それは1回としか認識されません。コンビニでコーヒーとお菓子一つ買うなんてことは割とあると思うのですが、ギリギリ300円いかない会計って多々あることでしょう。
なので、本気でPayPayに全てを捧げる覚悟がないと1.5%の還元を受けることは、ほぼ無理だと言えます。つまりPayPayにおいて還元率のメリットを享受するのはかなり難しいんですね。
PayPayの還元率以外のメリット
とはいえ、PayPayにも還元率以外の部分ではメリットがあります。
使える場所がとにかく多い
「この店絶対現金しか使えないだろうな・・」みたいな街のお店でもPayPayだけは使えたりするんですよね。現金だけだと何かと不安は残るのでいざという時のライフラインになりますよね。
また、PayPayをとりあえず持っているという人も多いので、割り勘で現金がないときなどでも、PayPayで送金しちゃうなんてことができるのもメリットですね。
ポイントの自動投資が可能
正直ポイントって短期間貯めておいても、1000〜10000ポイントくらいが限度なんですよね。小さい買い物につかっても個人的にはありがたみが少ない・・このツールを使ったことで得られた金額っていうのを貯めておき、見える化できるとモチベーションも上がります。
そこで私は今でも得たポイント全て自動で投資にまわしており、現在は5万ポイント程度ですが、なかったはずのお金が貯まっているのでたまに見るとラッキーな気持ちになります。笑
d払いでは残念ながら自動ではポイント投資ができないので、その点はPayPayにメリットを感じています。
とはいえ還元率での旨味がないのはどうしてもスルーできない。そこでPayPayは予備的に2番目のツールとして持っておく分には非常にメリットが大きいと言えるでしょう。
(そもそも現金だったら1円の還元もないわけですからね!)
還元率の高いQRコード決済(キャッシュレス決済)
どれだけ色々な場所で使えるというメリットがあっても、還元がないのであれば現金と大差ありません。そこで高還元率で色々なところで使えるQRコード決済の候補がご紹介するこの2つです。
高還元率QRコード決済
- 楽天ペイ
- d払い
楽天ペイ
楽天ペイが一番シンプルな条件で高還元率
楽天カードで支払いをすると、1.5%の還元を受けることができます。その他のQRコード決済ではもう少し複雑な条件が段階的に課されていることも多いので、単純な還元率だけを意識するなら楽天ペイはメリットが大きそうです。
楽天ペイのデメリット
楽天経済圏はここ数年改悪続きで楽天ペイの改悪も近いうちにあり得そう
楽天証券/楽天モバイル/楽天銀行など改悪の例を挙げればきりがありません。私も楽天経済圏に移行しようかと思いましたが、現状かなりメリットが少ないことに気づきました。現状のメリットが少し大きい程度で利用すると後で痛い目を見そうです。
画面操作が使いにくい
これは非常に個人的な感覚で申し訳ないのですが、PayPay,d払い,楽天ペイ,ラインペイと一通り使って見ましたが、とにかく画面操作が一番使いにくかったです。ポイントカードのバーコードと、支払い画面が別なのも個人的には大きなマイナスポイントでした。
アプリが不安定
これも実体験なのですが、何度か支払い時に使えないということがありました。起動までがもっさりしていたり、ログアウトが頻繁に起こったりと個人的にはあまり良い印象がありませんでした。
※私の環境によるものもあるかもしれませんので参考程度になさってください
楽天市場を使わない人からすると楽天経済圏のメリットは限りなく少ない
楽天サービスを多く使うことで、SPUがアップしますが、楽天市場での買い物がポイントアップするだけなので、楽天市場を使わない人からすると楽天経済圏に移行するメリットは現状かなり少ないです。楽天市場は強弱がカテゴリでかなりはっきりしているようで、私が買うカテゴリからするとAmazonやYahooショッピングと比べて品揃えが悪い印象でした。つまり楽天市場を使わない人からすると、1.5%以外のメリットがほとんどないのが現状です。
というわけで・・
還元率の1.5%は優秀なのですが、それ以外のメリットは楽天経済圏にどっぷりと浸かることで得られるのですが、改悪続きの楽天経済圏に今から参入するメリットがあるかというと非常に疑問が多いです。
すでに楽天サービスを使っている人にはメリットがあるかと思いますので、楽天経済圏にすでにどっぷりだよ、という人は楽天ペイおすすめです。
楽天カードを作成しなければメリットが減ってしまうので楽天ペイを使う場合はまずカードのお申し込みから始めましょう。
d払い
d払いは還元率以外の特典も多いのが魅力です。
最大還元率が3%と高い
上記の表の通り、最大還元率が3%でその他のサービスと比べると、かなり高く設定されています。ただし、上記の表の通り、最大は3%ですが、達成条件が非常に厳しいですし、こちらも2022年12月10日から改悪されますので、ステージ還元率込みで1.5%になる見込みです。
(私が使った感覚からすると、日々の買い物などで使っても月の決済回数は20-49回を超える月はなかったので。)
ただ改悪されたと言ってもPayPayよりは圧倒的にいい状態です。さらに、ギガホ/ahamo大盛りを使っているユーザーでしたら通常で2%の還元率を見込めます。条件に当てはまる方はすぐにd払いに変更するとかなりメリットが享受できるでしょう。
追記(2023/4)
2023年6月でギガホ・ahamo大盛り契約で追加されたいた0.5%がもらえなくなることが判明しました。
改悪続きでがっかりしていましたが、本記事ではこの0.5%はあまり重要視していなかったことから、本件は特段重要視していません。(その他で1.5%を達成できるからd払いを推していました)
dカードゴールドを利用の場合は年間の利用額が100万を超えると別途最大2.2万円分の特典がもらえる
私の場合生活費決済のほとんどをdカード紐付けしたd払いで無理なく払っていったところ、だいたい10万/月くらいの金額になりました。年会費も11000円かかるるので、そもそも決済金額が多い人は年会費がペイできるので、ゴールドカードを使ってみるのもありかもしれません。
dポイントが貯まるお店が意外と多い
ファミマ/ローソン/すき家/マツモトキヨシ/モス/ミスド/ガスト/かっぱ寿司 など
ではd払いとは別でdポイントが貯められるのでポイントの三重どりができます。
マック/スタバ/メルカリ など
は現状d払いは使えませんが、ポイントだけ貯めることができます。
特に ファミマ/ローソン/マツモトキヨシ が職場や家の近くにあり頻繁に使うという人にとっては、d払いのメリットは大きそうです。
金/土曜日にネットサービスの支払いにd払いを使うと還元率が最大4.5%
毎月エントリーが必要ですが、対象のネットサービスの支払いをd払いで行うと、ポイントが最大4%になります。amazonも使えるので、カートに欲しいものを入れておき、金曜日になったら買い物をしています。笑
さらに金・土曜日はモバイルオーダーもお得です。
マネーフォワードmeと連携ができる
個人的にはとにかくこれが重要でした。PayPayは明細を見にくかったり、他サービスとの連携が弱く、自分のお金の流れを見える化できなかったので。
d払いに変えてからは、自動でマネーフォワードに連携されますし、分類わけも自動でされるので、明細を自分で書く必要がないので、手間なしでお金の見える化ができました。
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デメリット
paypayほどのシェアはない
現状PayPayに次ぐシェア同率2位が楽天ペイとd払いです。やはり、paypayほど「どこでも使える!」感は少ないのが現状です。とはいえ日常のお買い物のほとんどでは使えるので、困ることは少ないですね。
ポイント投資が自動化できない
ポイント投資はあるのですが自動化できません。個人的には自動化が欲しい!
ゴールドカードにするメリットが薄い
d払いそのものというか、d払いに付随した話になりますが、dカードゴールドは年会費がかかる割に正直メリットが少ない印象です。年間の利用特典に届くほど使う人や、海外旅行に行く人以外は、メリットが少ないと思うので、決済金額があまり多くな人は普通のdカードでいいでしょう。
先々の改悪可能性
これはどのサービスにも言えることですが、改悪の可能性を常にはらんでいるということです。どこか既存サービスを脅かすようなとんでもなく優良なサービスでもできたら、改善もあるかもしれませんが・・。
まとめ
楽天経済圏を利用していなければd払いに乗り換えてしまうのがおすすめ
d払いに移行する場合は、スマホはahamoに乗り換えてしまいましょう。
d払いをメイン、PayPayをサブで使おう
PayPayのシェアの高さはやはり魅力なので、サブで持っておくとそれぞれのメリットを最大化できますね。