今回は「解像度を上げる」に関する名言/格言です。職場や日常会話でよく使われる言葉、「解像度」。なんとなく使ってしまっている解像度を要素に分解して、「解像度」の解像度を上げてくれます。
「ふわっとしている」「既視感がある」「ピンとこない」
誰かにそう言われたら。言いたくなったら。解像度が高い人は、どう情報を集め、なにを思考し、いかに行動しているのか。
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人生を豊かにするために、自分をもっと知るための短い名言/言葉の力 <解像度を上げる(馬田隆明)編>
解像度を上げるの名言/格言
解像度を上げる名言/格言
解像度の高さが何によって構成されているかを考えた時に見えてきたのが「深さ」「広さ」「構造」「時間」の4つの視点です。
解像度を上げる名言/格言
深さの視点とは、原因や要因、方法を細かく具体的に掘り下げることです。筋肉の大まかな位置だけではなく、種類まできちんと特定できていて、それぞれがどのような特徴を持つのかまで把握できている状態です。
解像度を上げる名言/格言
広さの視点とは、考慮する原因や要因、アプローチの多様性を確保することです。単に筋トレを提案するだけではなく、食事や休息へのアドバイスも含まれています。
解像度を上げる名言/格言
醤油の利用頻度が下がるにつれて、醤油が長く空気にさらされる様になり、従来よりも酸化して鮮度が低い状態で利用されることが増えた、ということもあるかもしれません。
解像度を上げる名言/格言
「醤油の美味しさ」には醤油そのものの美味しさ以外に、酸化が関わっているのだと、より広く別の原因に目を向けることができたら、「参加しづらい醤油ボトルにすれば良いのでは」という新たな解決策に気づけるかもしれません。
解像度を上げる名言/格言
解像度の低さは、「競合に対して全性能で勝っている」「競合よりも良い品質で、安く提供できる」といった言葉として表れることがあります。
解像度を上げる名言/格言
一人の顧客の事例を固有名詞で挙げて、その人のことを1時間以上話せる様になっていれば、深さの視点での解像度は十分に高いと言えるでしょう。
解像度を上げる名言/格言
「既存のアプリが使いづらい」から「使いやすいアプリを作る」など、抽象的な課題に対して、その課題をひっくり返しただけのような安易な解決策を提案しているケースです。
解像度を上げる名言/格言
高い解像度には、「情報」と「思考」「行動」の組み合わせで至ることができます。
解像度を上げる名言/格言
「何が最小限の実用可能なものなのか?」「フィードバックが得られる最小限の行動とは何か?」を問い、行動に移すことで、解像度を上げるためのフィードバックグループに入ることができるのです。
解像度を上げる名言/格言
ラクスルの創業者である松本氏も、最初は資本が少なくて済む印刷会社の比較サイトから始め、小流に入り込んでいったと述懐しています。
解像度を上げる名言/格言
「お昼ご飯を一緒に食べてくれる人を探したい」という課題を選んでいる限り、どんなに解決策が技術的に最先端のものであっても、そこから生まれる価値はそれほど大きくなりません。
解像度を上げる名言/格言
解決策が課題を完璧以上に解決していたとしても、課題の大きさ以上の価値は生まれないのです。
解像度を上げる名言/格言
解決策が課題に対してオーバースペックであっても、そのオーバーしている部分に追加のお金を払ってくれる人はほとんどいない、と言うことです。
解像度を上げる名言/格言
3点を満たす課題が、良い課題であると考えます。①大きな課題である ②合理的なコストで、現在解決しうる課題である ③実績を作れる小さな課題に分けられる
解像度を上げる名言/格言
会社のマネージャー陣が「従業員のモチベーションが下がっている」という課題を設定し「会社で合宿に行く」という解決策を提案したところ、それを聞いた部下の多くが「なんで?」と冷ややかな空気になってしまった、という様な話を聞いたことはないでしょうか。
解像度を上げる名言/格言
「モチベーションが下がっている」という症状の病因は、給料が低いせいかもしれませんし、マネージャーが機能していないからかもしれません。
解像度を上げる名言/格言
病状レベルの話を「自社が解決する課題」としてしまい、その症状が起こっている病因について考えが至っていないことがしばしばあります。
解像度を上げる名言/格言
ビジネスにおいて症状と病因の混同で最も多いのが、市場の課題と顧客の課題の混同です。市場の課題は症状で、顧客の課題が病院と考えてみると、課題の深さが十分かどうかが見えてきます。
解像度を上げる名言/格言
「課題:機会損失が⚪︎⚪︎円という試算がある → 解決策:業界の業務効率化に取り組む」なども、市場の課題、つまり症状から解決策を短絡的に導いてしまっています。
解像度を上げる名言/格言
こうした市場の課題は、企業や個人の課題の集積や、市場の精度が生んだ「症状」です。「病因」は「目の前にいる一人の顧客は、一体何に困っているのか」というミクロな顧客の課題です。
解像度を上げる名言/格言
市場の分析やデータから見える「市場の課題」の事実は、多くの人が知っています。他企業と差別化できるポイントは、そうした誰でも手に入るデータではなく、少数の人しか持っていない顧客の課題への洞察です。
解像度を上げる名言/格言
顧客よりも顧客の課題のことを深く知っているカスタマーマニアになれているかどうか。これが深さの視点から課題の解像度をチェックするときのポイントです。
解像度を上げる名言/格言
今課題だと思っているものが「症状」なのか「病因」なのかを意識することで、課題の解決度はぐっと上がります。
解像度を上げる名言/格言
「今、何が最も重要な課題だと思っているのか、それはなぜなのか」を仮説で良いから最初に書くことです。
解像度を上げる名言/格言
書くことは思考の「過程」です。書くことで私たちは考えることができます。