格安スマホの各社の違いと言われると、実際20ギガのデータ量でおおよそ3000円くらいの価格帯という意味ではほとんど大きな違いはありません。しかし、毎日使うものだからこそ細かな差が長期的には大きいのです。私はそもそもLINEMOユーザーでした。しかし、LINEMOには付加価値が少なかかったことやPayPayの改悪を受け、他社を検討し始めたという過去があります。そこで今回はLINEMOから乗り換え先を検討してらっしゃる方向けの情報です
目次
スマホと決済方法はセットで考える
以前は、スマホといえばキャリアを比較し、月額料金が安いものを選んだり、家族が使っているから選んだりといった具合でした。しかし、格安スマホの出現により、スマホ自体の価格が安くなり、キャリア間の差や、家族割のような割引もほとんどなくなりました。3000円程度の月額料金で差異を出すということは非常に難しそうだということは一般消費者からでも容易に想像がつきます。
その結果各社は何を考えたかというと、スマホ以外の生活インフラを押さえて生活の多くを自社グループ内で消費してもらうことで、広く薄く利益をとっていこうという方法論に進みました。それが「●●経済圏」と言われるものです。つまり「スマホだけだったら大した利益にならないけど、決済手段もうちのにしてくれるなら、ちょっとサービスしまっせ!」みたいなイメージですね。笑
他にもクレジット・電気・ガス・インターネットなど同じ「経済圏」内に移行することでお得になるサービスは多岐に渡ります。しかし、あまり多くのことを考えすぎると複雑になりますので、スマホとの親和性が一番強い「決済」手段は少なからずセットで検討しましょう、というわけです。
そもそもなぜ微妙な差異でも「乗り換え」をするのか
毎月の固定費や、生活費の決済といったような必ずでていくお金に関しては、月1000円削れるだけでも、年間で1万円浮く上にその節約で辛い思いをすることもありません。そこにはただ「見直すか」面倒だから「見直さないか」という意思決定があるだけです。 決済手段についても同じです。なんとなく現金で支払いを続ければ、そこからは何も生まれませんが、年間100万の現金決済をカードやqrコード決済に変えれば1-2万の還元を受けることができるでしょう。
このように見直しだけすれば継続的に削ることができるコストや、得られるメリットというのが結構たくさんあり、しっかり自分に適した物を見つけて言えば、年間で5万程度はすぐに見直ます。 20年もすれば100万円です。そのお金を貯金ではなく毎月浮いたお金をNISAなどで投資していたら?この価値に気づけるかどうかでその後の人生の豊かさは大きく変わります。だから、小さな見直しを訴えているわけです。
LINEMOから乗り換えをした理由
まず、LINEMOから乗り換えはしましたが、LINEMOが特別悪いということもありません。PayPayとの相性が良く、他の格安スマホよりも少しだけ安い(LINEMO:税込2,728円 / ahamo:税込2,970円)などのメリットはありました。
逆にいうとその程度しかメリットはありませんでした。要するに価格はほんの少し安いけど、特色のないサービスでした。そこにPayPayの度重なる改悪。せっかく毎月払うコスト。そこから少しでもメリットを享受できないものかと検討した結果、ahamo+d払い(dカード)に移行を決めました。次はahamo+d払いの詳細を見ていきます。
「ahamo+d払い」のメリット
メリット1:「5ギガ」を実質無料で追加できる
dカードゴールドでahamoの利用料金を支払うことで、データ量が毎月「5ギガ」追加されます。
とはいえdカードゴールドの年会費は11,000円なので、全くコストがないわけではありませんが、タイミングにもよりますが、契約時には同等以上のポイント還元を受けられることがほとんどです。
※キャンペーンは入会タイミングによって変わります。詳しくはこちらの公式サイトなどをご確認ください。
また、dカードゴールドで年間100万以上支払う場合は、更に11,000円分の還元を受けることができます。 私はd払いと連携して、生活費のほとんどをd払い+dカードにしているので還元率も高く、毎月5ギガのボーナスももらえるので、年会費11000円を払うメリットがあると感じています。
また、生活費の支払いを改悪続きの「PayPay」から「d払い」に乗り換えた理由は過去記事でご紹介しています!
メリット1.5:「1ギガ」を完全無料で追加できる
通常のdカードでahamoの利用料金を支払うことで、データ量が毎月「1ギガ」無料で追加されます。通常のdカードは年会費完全無料ですし、カード作成時には数千ポイントほど還元を受けられることがほとんどです。ゴールドカードを登録するまででもないけどデータ量を多く使う人には耳寄りな情報でしょう。550円分のオプションを無料でもらえるというのは凄いことですよね。
メリット2:大盛りオプション追加で最大100ギガまで格安で使える
通常契約のデータ量をかなり超過しそうな月に取れる選択肢として、「大盛りオプション」があリマす。合計4950円で100ギガですから、普通に追加するよりもかなり割安ですし、ポケットwifiとの2台持ちよりも圧倒的にコストが低いのです。
格安sim等で、たまにこれ以上安いものや無制限通信なんていうものも見かけますが、実際には利用に縛りがあったり、通信速度がかなり低速であることがほとんどです。高速通信に慣れてしまった身としては、いざとなれば「大容量の高速通信を単月でも使える」という選択肢を取れるのはかなり大きな魅力でした。
メリット3:解約の縛りがない
こちらについてはLINEMOも同様ですが、解約の縛りがないのも大きなメリットです。
メリット4:5分未満の通話かけ放題が標準搭載
ahamoでは5分未満の国内通話のかけ放題が無料で標準搭載されています。LINEMOでは有料オプション(税込550円)ですから大きなメリットの一つですよね。通話でもLINEを使うことが増えたので、通常通話で長時間電話することはかなり減りました。業務連絡や本当にちょっとした急ぎの用件を伝えるために通話するくらいがほとんどですから、5分未満で十分なんですよね。
メリット5:通信品質が良い
言わずもがな、docomo回線ですから。笑
メリット6:「dポイント」がふるさと納税/Amazon/シーモアなどのサービスと相性がいい
毎月エントリーが必要ですが、対象のネットサービスの支払いをd払いで行うと、ポイントが最大4%になります。Amazonも使えるので、カートに欲しいものを入れておき、金曜日になったら買い物をしています。笑 私の調べた中では、Amazonでの還元の中ではd曜日のd払いが一番高還元です。
さらに金・土曜日はモバイルオーダーがお得になっています。ふるさと納税や近所のテイクアウトなどが含まれるので、こちらも他サービスよりもかなり優っている点ですね。
また、対象のオンラインショップで「d払い ポイントゲットモール」を経由した上でd払いで決済をすることで、追加でポイントをもらえる仕組みがあります。還元率は1~10%程と様々です。期間限定でポイントが上がることもあります。主な取り扱いショップは下記の通りです。
・コミック シーモア
・dショッピング
・Yahooショッピング
・ユニクロ
・ふるなび
・さとふる
・ふるさとチョイス
中でもシーモアは通常5%還元、期間限定でちょこちょこ8%還元になりますので、私のようなシーモアヘビーユーザーは要チェックです!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ちなみに「ahamo+d払い」にそこまで大きなデメリットについて今の所は感じていません。強いていえば、「PayPayは使えるけど、d払いは使えない」という店に月に何度か出会うこととキャラクターやアイコンが絶妙にダサいことくらいでしょうか(完全な主観ですw)。圧倒的な訳ではないけど、トータルすると「LINEMO+PayPay」より「ahamo+d払い」お得であるとわかってもらえたことでしょう。
スマホと決済手段は一緒に見直すことで、お得になります。お得なものを放置することは損し続けること同義です。一歩を踏み出しましょう。