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【美しい生物学講義】の名言/格言|人生を豊かにするために、自分をもっと知るための短い名言/言葉の力

今回は「美しい生物学講義」の名言/格言です。

「朝日新聞 2020/2/15」書評掲載。「高校までの生物の授業がつまらなかった大人たちも、今、つまらないと思っている生徒たちも、本書を読めば生命の美しさに感動し、もっと知りたいと思うと、私は確信する」。長谷川眞理子氏(総合研究大学院大学学長・人類学)。

「読売新聞 2020/2/16」 著者インタビュー掲載。「“ほめられもせず、苦にもされず"という言葉が、私は好きです。人間も生物の中の一つ。自分に誇りを持つことも、卑屈になる必要もないのではないでしょうか」(「本よみうり堂 著者来店」)。

『若い読者に贈る美しい生物学講義』は読む前と読んだあとでぜんぜん印象が違う。印象は「子ども電話相談室が好きな大人が読む本」。科学の子から大人になった人向け! 相談員がどんどん突っ走っていく感じがほほえましい。『こわいもの知らずの病理学講義』が好きな人にもおすすめ。「がん細胞とはシンギュラリティを起こした細胞である」というニュアンスの文章が出てきて、うおーーーそうかあああーーーとなったので、興味ある方は読んでみてください(ヤンデル先生(@Dr_yandel) twitterより転載)。

「週刊朝日 2020/1/24号」著者インタビュー掲載。「生物に興味のある人もない人も、何か得るところがある本にしたかった。少なくとも80歳のおばあさんと中学生の男の子の2人がわかるように書きました」(「週刊図書館 書いた人」)。

高濱正伸氏(花まる学習会代表)。「ほぼ無限にあるのではないかと思われる生物学の知見を、すこぶる上等なセンスで、分かりやすく整理して教えてくれる。この一冊を読んで生物学を志望する若者が大勢生まれることは必定だと思う。」(「週刊ダイヤモンド2020/1/11号」)。

「北日本新聞 2020/1/22」『天地人』欄にて紹介。

「文化放送 大竹まことゴールデンラジオ! 」大竹メインディッシュ 著者出演(2020/1/29放送)。

「BAYFM THE FLINTSTONE」著者出演(2020/2/1放送)。

「NHKラジオ第1 三宅民夫のマイあさ! 」著者からの手紙 著者出演(2020/2/2放送)。

「FUTURES ラジオ版学問ノススメ」著者出演(2020/2/7放送)。

「日本農業新聞 2020/2/9」書評掲載。「生物学的な物の見方を身に付けることで、人生をよりよく生きるためのヒントにもつながるという。広い世代が読んで楽しめる本といえるだろう」。

 

養老孟司氏、竹内薫氏、山口周氏、佐藤優氏、推薦! !
養老孟司氏「面白くてためになる。生物学に興味がある人はまず本書を読んだ本がいいと思います。」
竹内薫氏「めっちゃ面白い! こんな本を高校生の頃に読みたかった! ! 」
山口周氏「変化の時代、"生き残りの秘訣"は生物から学びましょう。」
佐藤優氏「人間について深く知るための必読書。」

生命とは、進化とは、遺伝とは、死とは、多様性とは、生き延びるために必要な生存戦略とは――。本書は、読者に向けて、生命とは何かを平易な言葉で伝える、いままででいちばんわかりやすく、いちばん感動的な生物学の本となる。後半の病気に関連した部分は、医学的な解説ではなく、生物としてどのような現象が起こっているのかを解説する。

また、人気漫画家・イラストレーターはしゃさんによる90点以上の図解が、あなたを生物学の世界へと導く。

生物とは何か、生物のシンギュラリティ、動く植物、大きな欠点のある人類の歩き方、遺伝のしくみ、がんは進化する、一気飲みしてはいけない、花粉症はなぜ起きる、IPS細胞とは何か・・・。最新の知見を親切に、ユーモアたっぷりに、ロマンティックに語る。あなたの想像をはるかに超える生物学の授業! 全世代必読の一冊! !

きっと、どんなことにも美しさはある。そして美しさを見つけられれば、そのことに興味を持つようになり、その人が見る世界は前より美しくなるはずだ。きっと生物学だって、(もちろん他の分野だって)美しい学問だ。そして、この本は生物学の本だ。もしも、この本を読んでいるあいだだけでも(できれば読んだあとも)、生物学を美しいと思い、生物学に興味を持ち、そしてあなたの人生がほんの少しでも豊かになれば、それに勝る喜びはない。(本書の「おわりに」より)



 

人生を豊かにするために、自分をもっと知るための短い名言/言葉の力 <美しい生物学講義 編>

美しい生物学講義の名言/格言

美しい生物学講義の名言/格言

全滅しないためには、色々なロボットがいる必要がある。そのためには少し不正確な複製を作ればよい。

 

美しい生物学講義の名言/格言

幹が太くなるにつれて、辺材はどんどん外側に移動していき、心材はますます太くなっていく。だから、樹木は切り倒されても、あまり変化しない。なぜなら、樹木は生きているときから、大部分が死んでいるからだ。

 

美しい生物学講義の名言/格言

樹木は長生きと言っても、生きている部分は幹の外側にどんどん移動していく。同じ部分が生き続けているわけではないのだ。そのため、何千年も生きているブリスルコーンパインでも、細胞の寿命はせいぜい30年程度らしい。 



 

 

美しい生物学講義の名言/格言

オオカミやシカのことを獣ということがある。元々は「毛もの」という意味らしく、大まかには哺乳類のことを指すようだ。しかし、私たちヒトは哺乳類なのに、獣に含まれない。人の毛は細いけれど、でも毛の数ならかなり多い。 

 

美しい生物学講義の名言/格言

二足歩行と牙の消失が、人類という生物を誕生させた。しかし、二足歩行と牙の消失なんて、お互いに全く関係なさそうに思える。でも、実はそうではない。この2つが結びついたときに、人類が誕生したのである。

 

美しい生物学講義の名言/格言

これは本当に驚くべきことだが、人類以外に直立二足歩行をする生物は全くいない。 

 

美しい生物学講義の名言/格言

直立二足歩行をするのは、空を飛ぶことよりも簡単なはずなのに、なぜ一回しか進化しなかったのだろうか。

 

美しい生物学講義の名言/格言

もしも、暑いサバンナで直立二足歩行をすることが有利なら、サバンナで直立二足歩行をする生物がたくさん進化しそうなものだ。でも、そんな生物はこれまで一度も進化しなかった。 

 

美しい生物学講義の名言/格言

直立二足歩行が全く進化しなかったのは、きっと大きな欠点があるかだ。だから、直立二足歩行が進化するためには、その欠点を埋め合わせてお釣りが来るほど良いことが起きなくてはならない。

 

美しい生物学講義の名言/格言

直立二足歩行の最大の欠点は、走るのが遅いことなのだ。これは、自然界で生きていくには致命的な欠点だ。

 

美しい生物学講義の名言/格言

私たちはライオンが怖いし、サメが怖い。でも、何が怖いのかと考えてみると、ライオンやサメに噛まれるのが怖いのだ。ライオンやサメの牙が怖いのだ。もしもライオンやサメが噛まなければ、恐怖感はずいぶん減るだろう。 

 

美しい生物学講義の名言/格言

人類の犬歯が小さくなったのは、犬歯を使わなくなったからだ。犬歯は主に仲間同士の争いに使われていたのだから、人類は仲間同士でほとんど殺し合いをしなくなったのだろう。つまり、人類は平和な生物なのだ。 

 

美しい生物学講義の名言/格言

争いを減らすためには、メスをめぐるオス同士の争いを減らすのが一番有効だ。ということは、類人猿から分かれて人類が進化した時に、オスとメスの関係が変化したのではないだろうか。

 

美しい生物学講義の名言/格言

一夫一妻的な社会を作るようになったので、オス同士の争いが減り、犬歯が小さくなったのではないだろうか。別の言い方をすれば、類人猿の中で一夫一妻的な社会を作るようになったものが、人類になったのではないだろうか。

 

美しい生物学講義の名言/格言

仮説の検証の仕方にはいくつかあるが、その中の一つは、別の現象を説明できることである。

 

美しい生物学講義の名言/格言

一夫多妻でも多夫多妻でも一夫一妻でも、メスは子育ておする。しかし、オスが子育てをするかどうかは、場合による。つまり、一夫一妻的な社会が成立したときに、その役割が大きく変わるのは、メスではなくてオスである可能性が高い。

 

美しい生物学講義の名言/格言

要するに、子どもの数を増やす特徴だけが、自然選択で進化するのである。どんなに素晴らしい特徴でも、子どもの数を増やさない特徴は、自然選択で進化しない。

 

美しい生物学講義の名言/格言

「両手が空くので食料が運べる」という特徴は、かなり進化しやすい特徴であることがわかる。なぜなら、子どもの数に直結する体。子どもの数を直接的に増やす特徴には、自然選択が強力に作用する。

 

美しい生物学講義の名言/格言

つまり、一夫一妻的な社会では、直立二足歩行に自然選択が強力に作用する。その結果、直立二足歩行の欠点を利点が上回り、地球の歴史上初めて、直立二足歩行をする生物が進化したのだろう。

 

美しい生物学講義の名言/格言

オオカミがいなくなったためにシカが増え、植物を大量に食べてしまった。そのため森林は荒廃し、樹木が残っている地域はかつての5%ほどに減少した。結局1995年にオオカミを人為的に再導入したおかげで、緑豊かな森林が蘇った。

 

美しい生物学講義の名言/格言

もしも飢饉が起きて農作物が取れなくなり、食べ物がなくなれば、脳が大きい人から死んでいくだろう。だから食糧事情が悪い場合は、脳が小さい方が「優れた」状態なのだ。 

 

美しい生物学講義の名言/格言

「ある条件で優れている」ということは「別の条件では劣っている」ということだ。したがって、あらゆる条件で優れた生物というものは、理論的にあり得ない。そして、あらゆる条件で優れた生物がいない以上、進化は進歩とはいえない。生物は、その時々の環境に適応するように進化するだけなのだ。



 

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