今回はジェーンスーさん原作の「生きるとか死ぬとか父親とか」の名言/格言です。ジェーン・スーさんと言えばラジオ番組「生活は踊る」のイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。お恥ずかしながら、私はテレビプロデューサーである佐久間さんのラジオに出演されていたことをきっかけに彼女を知りました。ラジオのトークが面白いことはもちろん、彼女の半生を描いた「生きるとか死ぬとか父親とか」で、父親という種類の人間との関係性の難しさを新しい形で描いていることに驚きました。
今まででいうと家族というものは「大切にすべき」「なんだかっだ言って血の繋がった親なんだから・・」みたいな所に着地するわけです。でもですよ、血の繋がりって本当にそこまで凄いことなんでしょうか。友達や彼女、結婚相手は血の繋がりはありませんが、確実に親より大切じゃないものなんでしょうか?そんな単純な話ではないんです。
血の繋がり、DNAの深い繋がりがあることは確かです。そして幼少期という非常に重要な時期を多くの場合共に過ごします。1人の人間からして親は非常に重要な存在になることは間違いありませんが、その存在というのは「絶対的なものである」と考える呪縛に苦しんでいる人がいるとすれば、「案外そうでもないかもよ。飽くまで自分でない人間のうちの1人なんだよ。」っていう前提をこのドラマ/本から教えてもらった気がします。
人生を豊かにするために、自分をもっと知るための短い名言/言葉の力<ジェーンスー《生きるとか死ぬとか父親とか》編>
生きるとか死ぬとか父親とか(ジェーンスー)の名言/格言
生きるとか死ぬとか父親とかの名言
その人のことを好きだったという記憶を捨てないことよ
生きるとか死ぬとか父親とかの名言
他人からゴミに見えるものでも遺族にとっては大切な記憶なんです。使い道はないけど、ゴミじゃないってものが世の中にはあるんですよ。人間には捨てられない記憶があるんです。
生きるとか死ぬとか父親とかの名言
ある時期からむしろ、変化を楽しむようにしている。寂しいとか、悲しいとか、ネガティブばかりとらえてもしょうがないですからね。
生きるとか死ぬとか父親とかの名言
信じてくれた人、好きになってくれた人にはとことん応えるってのが俺の流儀だったね
生きるとか死ぬとか父親とかの名言
2人が幸せならそれでいいと思う。他人と違うことに不安を感じているなら違うと思いますよ。まずは2人の幸せな時間を大切にしてください。
生きるとか死ぬとか父親とかの名言
フラれる方は唐突でも、振る方は着々と準備を進めているんです
生きるとか死ぬとか父親とかの名言
それがダメなんだっつの。精神的にも経済的にも男の人に依存しているから身動き取れなくなっているんでしょ。
生きるとか死ぬとか父親とかの名言
恋愛は麻薬だよ。相手が傍にいて、自分のことを全肯定してくれるんだから。これほど、自己肯定力が高まる時はないの。だから、パートナーといる時間こそが本物で、仕事している時間は自分には向いてなかったって錯覚しちゃうんだよ。
生きるとか死ぬとか父親とかの名言
俺から仕事を続ける機会を奪ったみたいに言うけど、よく考えたら俺も炊事や家事をする機会を奪ってたってことになるね。
生きるとか死ぬとか父親とかの名言
失敗すると分かっていても、先回りしないのが10年かけて探し当てたうまくやるコツだ。こちらも「残念だねぇ」なんて相槌を打っておけば無駄な諍いは起こらない。
生きるとか死ぬとか父親とかの名言
商売でもなんでも、諦めないで前向きにやることは大事だよ。でもな、それだけじゃダメなんだ。愛嬌がないと。愛嬌のある奴は夢を見せる。人に夢を持たせるんだ。そういうやつは、何度でも立ち上がれる。
生きるとか死ぬとか父親とかの名言
後ろめいたことなどなにもないが、籍を共にしていない中年の男女が互いの関係を指す呼称は、どれもしっくりこない。
生きるとか死ぬとか父親とかの名言
『二十歳までちゃんと育てたつもりだから、そこから先はお前の判断を信じるしかない。ひどく失敗したら、俺たちの教育が悪かったと思うだけだ』父からそう言われたことがある。
生きるとか死ぬとか父親とかの名言
美談とは、成り上がるものではない。安く成り下がったものが美談なのだ。
生きるとか死ぬとか父親とかの名言
絶対に切れる刀は抜いた方が負けだと同居人にたしなめられたばかりだった