「別に綺麗好きってわけじゃない」
「掃除は好きじゃない」
でも
「やっぱり部屋が散らかっていると気持ちよくはないし、今日からはそこそこ部屋を綺麗に保ちたい」
と思っているあなたにおくります。
目次
前提となる3つの心構え
やっぱり部屋は汚れますし、それを綺麗にすることは楽なことではありません。今回お伝えするのは「トータルすると掃除にかける労力が少ないし、負担感が少ない」方法です。
「気づいたらいつでも部屋が綺麗だし、手間なし!」なんて魔法みたいなことではありません。そして部屋を「ズボラ」に「そこそこ」綺麗に保つ上で、まず押さえておいてほしい大事な3つの心構えがあります。
1.完璧を目指さない
結局掃除なんていくらしてもすぐ汚れるので、完璧に綺麗にしようなどとは思わないことです。目につく場所に気になるゴミがなければオッケーです。細部は年末や時間を取れるときに頑張りましょう。日々行うことで完璧を目指しすぎると疲れます。そして「あそこまでやらなければいけないのか・・」という気持ちが勝ち、掃除が嫌になります。「大雑把に」でいいんです。
2.毎日やる
薄々みなさん気づいていると思いますが、結局「毎日」「さっと掃除する」のがトータルすると掃除にかける時間や労力を一番最小にできます。別に毎日完璧に綺麗にしろって話ではなく、雑に掃除機をかけるとか、ものを戻すくらいのことです。実際5分もかからないことですが、これをやるだけで、かなり綺麗な雰囲気になります。
少し話は脱線しますが、部屋が徐々に汚れていくとき、恐らく「割れ窓理論」が自身に働いているのではないかと思っています。
環境犯罪学という学問の中に「割れ窓理論」というものが存在することをご存知でしょうか。
これは、建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴となり、他の窓もまもなくすべて壊されてしまう傾向が高いという事実から、反対に「割れた窓をすぐに修理すれば、他の窓が割られる確率は低くなる」という説を唱えた理論です。細かなところを省略してまとめると、「どんな軽微な犯罪も徹底的に取り締まることによって、凶悪犯罪を含めた犯罪全体を抑止することができる」というのが割れ窓理論の概要です。
自身が気になった汚れを一つ放置してしまうことで、次の汚れを許容しやすい心理状態になっているのではないかということです。実際、一回汚れ始めると「そのうちまとめてやればいいや・・」となった経験、ありますよね。そして、それを契機に部屋は荒れていき・・・ともかく、毎日やること大事です。
3.自分のだらけるポイントを見極める
長いこと生きているとどんな時に自分が「面倒だな」と感じているのか徐々にわかってきます。例えば、私の場合ですと
「 一度座ってしまうともう立てない」
「掃除機を押入れから出すのが面倒くさい」
などなど。自分の面倒臭いポイントをちゃんと言語化できれば、あとは対策をすればいいのです。「あ〜面倒臭いなぁ」と思ったら、どこにそのような感情を持ったか確認するチャンスです。自分の声に耳を傾けましょう。
『ズボラ』に『そこそこ』綺麗に保つ方法5選
掃除機をバッテリー式でサイズの小さいものに変える
掃除機をかけるのが面倒だと思っている方、多くは「掃除機をかける行為が面倒」なわけではありません。
「掃除機を出してきて」「電源コードをコンセントにさす」そして「使い終わったらしまう」のが面倒なのです。実際個人的には掃除機をかける行為自体は簡単だし、床のゴミがなくなってわかりやすく綺麗になるので、割と好きな家事の一つだと後々気づきました。
つまり、この「掃除機をかける行為」の前後にある、
- 掃除機を収納しなければならない
- 電源コードをコンセントにさす
この行為をなくすことができれば、「掃除機をかける行為」へのハードルは圧倒的に少なくなります。
もう言うまでもまでもないかもしれませんが、掃除機は「バッテリー式でサイズの小さいもの」に買い換えましょう。私は、悩んだ末にこちらに買い換えました。
なぜこちらの製品を選んだのか、観点を2点だけ補足しておきます。
1.バッテリー式だったから
コードレスの掃除機は、「充電式」と「バッテリー式」の2つに分かれます。
充電式は、バッテリーが内蔵されており、掃除機自体を充電するものです。
バッテリー式は、本体とバッテリーが分かれており、バッテリーを充電し、本体にバッテリーをつけて使います。
一見充電式の方がバッテリーの着脱がない分、便利そうに見えます。しかし、バッテリーが経年劣化してくると吸引力は落ち、買い替えを余儀なくされます。
その点、バッテリー式はバッテリーの買い替えで対応できるので、トータルして長く利用することができます。
ちなみにマキタは工具メーカーですので、バッテリーの流通が多い分スペアバッテリーが安く手に入りますし、工具を使う人はバッテリーの使い回しもできます。私は小さなインパクトドライバーも併せて購入し、家具の組み立て時なんかに利用しています。
2.価格帯と吸引力
掃除機といえば「吸引力」が判断の指標となっていますよね。やはり吸引力の高いものほど価格も高くなっていきます。口コミの中にはこんな意見もあります。
お値段相当かと思います。ダイソンと比べてしまうからかな。
吸引力は物足りない感じです。階段掃除とかなら良いかも。
私はこういった口コミを見て、いささかこの製品へ不安を持ちました。しかしです、「本当にそんなに高い吸引力が、一人暮らしの我々に必要なのか?」ということは一度問うておくべきことでしょう。きっとこの方は、一軒家にお住まいで、お子さんもいらっしゃったので、より大きな吸引力を必要とされていたのでしょう。しかし、一人暮らしの我々が吸うべきゴミは「髪の毛、ほこり、ちょっとしたカス」程度です。この程度を十分に吸ってくれるか否かと、価格帯を加味すれば良いのです。
そして購入した私から言わせてもらうと、十分過ぎました。笑
と言うか、シンプルだから軽いし、吸引力も想像以上でしたし、価格も1万そこそこかなりと安い。これ以上ない買い物だったと確信しています。
掃除機は毎朝雑にかける
購入したバッテリー式の掃除機を、いつでも取り扱いやすい場所に置き、毎朝掃除機を大雑把にかけましょう。床のゴミがなくなるだけで部屋はかなり綺麗に見えます。さらには掃除機をかける祭、床のものをどかしたりかたす必要が少なからず出てきます。これにより部屋をざっくり綺麗にできるのです。
私は歯ブラシをした直後にそのまま、掃除機をかける習慣にしています。身体を動かすことで少し目がさめるので、いい習慣になっています。
トイレは絶対に座ってする
男女の同棲等で話題になるトイレの使い方ですが、絶対に座って用を足しましょう。僕はもともと立って用を足していて、実家にいた時にたまに怒られていました。「トイレが汚れる」と言われており、便器にかからないようには気をつけていたので、なんで怒られているのか最初はよくわかりませんでした。しかし、その瞬間にはぱっと見わかりませんがで床に飛び散っているのですよね。しかし一人暮らしを始めてトイレ掃除を自分でするようになり、床を拭いて見て愕然としました。超汚いんです。笑
座ってするだけでトイレの掃除頻度と労力は圧倒的に減ります。なるべく掃除しなくていい状態を作るというのはズボラ掃除術の肝です。
水回りなど、汚れやすくよく使うところにはマイクロファイバーを敷く
マイクロファイバーがなんたるかは、以前こちらで思いの丈を語らせていただいておりますので、ご確認ください。笑
普通の布巾を使っている人もいると思うのですが、布のものを使っている場合、濡れるとすぐ臭くなってしまうんですよね。ところがマイクロファイバーの場合はすぐ乾くし、臭くならないんですよね。作業台のような汚れやすかったり濡れやすかったりする場所にはマイクロファイバーを敷いておき、汚れたり使い終わったら周りもさっと拭いて洗濯機にポイしてしまえば、特に労力なく綺麗な状態を保てるのです。
訳あり商品ではありますが、大量に入って1000円前後で買えてしまいます。マイクロファイバーの素晴らしさ、伝わりますように。
デスクやテーブルにはウェットティッシュを用意しておく
ちょっとテーブルを汚してしまった時、少し時間を置いてしまうとティッシュでは取れなかったりカピカピになってたりしますよね。そしてティッシュで取れないからと放置をしてしまう。しかし、ウェットティッシュがすぐ身近に置いてあると、汚れを拭き取るのなんて簡単ですし、なんせ手間がかかりません。床のちょっとした汚れなんかも、手に届く場所にウェットティッシュがあるからこそ、さっと拭いてしまおうという気になります。こういう些細な積み重ねが、大きなものとなり、大掛かりな掃除の頻度を減らしてくれるのです。
まとめ
大事なことなのでもう一度言いますが、やっぱり部屋は汚れますし、それを綺麗にすることは楽なことではありません。そんな中で私が最善だと思うことは「トータルすると掃除にかける労力が少ないし、負担感が少ない」という状態です。3つの心構えをしっかりと心に刻み、部屋を「ズボラ」に「そこそこ」綺麗に保ちましょう。